噂では、2017年のiPhoneモデル(初代iPhoneが2007年に発表・発売されたことから、マスコミは10周年記念iPhoneと呼んでいる)は、省電力の有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイ技術を採用し、まったく新しい工業デザインを特徴とするだろうと断言されている。
日本の日経新聞は、iPhoneの契約製造業者であるFoxconnが、2017年の発売10周年記念iPhoneの受注を確保するため、OLEDディスプレイ(Foxconnは今年初めにシャープを買収)とガラスケースの両方を開発していると報じている。
事情に詳しい人物によると、フォックスコンは「昨年からガラス製筐体の開発に取り組んでいる」という。また別の情報筋は、「より多くの部品を供給できるようになれば、サプライチェーン内での地位が強化され、受注増加につながるため、フォックスコンがガラス製筐体の開発に取り組んでいるのは当然だ」と述べている。
日経新聞によると、Apple製品の組み立てを手掛けるFoxconnは、現在、Appleにとって主要な金属ケースサプライヤーとなっている。日経新聞によると、この台湾メーカーはiPhone 6s Plus、近日発売予定のiPhone 7 Plus、そしてiPhone SEの金属ケースを「独占」しているという。
KGI証券のアナリスト、ミンチー・クオ氏は、iPhoneの2017年リフレッシュでは、金属フレームと先進のOLEDパネルを備えた全面ガラス製のケースを中心とした大幅なデザイン変更が予想されており、斬新なデザインと、直射日光下でも優れた可読性と高コントラストを備えた明るく省電力な(OLEDはバックライトを必要としない)ディスプレイ技術が、これまで世界で最も収益性の高い製品に注入されるだろうと予想している。
クオ氏は、この携帯電話には「より快適なグリップ」を提供する狭いベゼルが備わっており、2017年の5.8インチiPhoneモデルにはOLEDディスプレイが搭載され、現在の5.5インチTFT-LCDスクリーンを備えた5.5インチのiPhone 6s Plusに取って代わる可能性があると予測した。
Daring Fireball ブログを運営する Apple 評論家の John Gruber 氏は最近、10 周年記念 iPhone には実際にエッジツーエッジのディスプレイが搭載され、Touch ID 指紋認証、前面カメラ、その他のコンポーネントが画面自体に何らかの形で統合される可能性があるという噂を耳にした。
興味深いことに、Apple製品の筐体も製造しているキャッチャー・テクノロジーの会長アレン・ホーン氏は、来年はガラス製の筐体を使用するiPhoneモデルは1つだけになると主張した。
出典:日経新聞