ボストン大学(BU)は、火曜日にアップルを相手取って提起した特許侵害訴訟で、7500万ドルの賠償金を得る可能性がある。この訴訟は、大学教授が1995年に出願した特許をめぐるもので、大学側はiPhone 5、iPad、MacBook Airにこの特許が使用されていると主張している。
同大学は、サムスンやアマゾンを含む他のデバイスメーカーに対し、8件の 「同一」訴訟を起こしている。地元紙の報道によると、同大学はアップルが賠償金を支払うべきだという主張を裏付けるため、特許使用料を既に受け取っていると主張する予定だという。
ボストン大学は、マサチューセッツ州連邦地方裁判所に提出した訴状の中で、「被告の侵害行為は大学に重大かつ回復不能な損害を与えており、今後も与え続けるだろう」と主張している。
「高絶縁性単結晶窒化ガリウム薄膜」と題された特許第5,686,738号には、コンピュータ工学教授のTheodore D. Moustakas氏が発明者、ボストン大学評議員会が所有者として記載されている。
「BUは、問題のコンポーネントを使用するために少なくとも1社がライセンス料を支払っていることを示す計画だ」と ボストン・ヘラルド紙は、匿名の「訴訟に詳しい人物」の話を引用して報じている。
同紙はエンドポイント・テクノロジーズ・アソシエイツのアナリスト、ロジャー・ケイ氏の言葉を引用し、この訴訟は特許トロールのように見えるにもかかわらず、大学にとって最大7,500万ドルの損害をもたらす可能性があると述べている。
「こうしたケースでは裁判所は非合理的になる可能性がある」とケイ氏はヘラルド紙に語った。
時々、このようなばかげた判断を受けることがあり、彼らは Apple を、その大金に値しない大企業、裕福な企業と考えるかもしれません。
ボストン大学自体も怠け者ではなく、教授は1万人以上、学生数は3万3000人を超え、授業料は6万ドル近くになる。
Apple は、特許ポートフォリオから利益を得ようとする企業のターゲットとなることが多い。
最近、オバマ政権は米国特許商標庁などの政府機関に対し、特許所有権の監視を強化するよう指示した。