米国連邦巡回控訴裁判所は本日、2012年末にテキサス州の陪審がAppleに対し特許保有企業VirnetXに3億6800万ドルの支払いを命じた判決を破棄した。陪審は、AppleのFaceTime機能がVirnetXの知的財産権を侵害していると判断した。
ウォール・ストリート・ジャーナル紙は本日午後、控訴裁判所が、この事件における陪審員への誤った指示によって評決が「汚された」ため無効であるとの判決を下したと報じた。また、VirnetXの知的財産「専門家」による一部の裁判証言は、この事件から完全に除外されるべきだったとも判決を下した。
VirnetX Holding Corporationは、無線ネットワークとLTE技術に関する非常に印象的な特許ポートフォリオを保有しており、当然のことながら、その活用をためらうことはありません。同社は和解金を求めて、Appleをはじめとする大手テクノロジー企業を積極的に追及してきました。
VirnetXは、前述の2012年のFaceTime訴訟に加え、Appleに対し、特許侵害デバイスの販売差し止めを求めて米国国際貿易委員会に提訴しました。昨年秋には、新型iOSデバイスとMacデバイスも対象とした新たな訴訟を起こしました。
本日の判決を受け、訴訟は更なる訴訟費用を捻出するため再び裁判に差し戻されました。この報道を受け、VirnetXの株価は40%以上下落しました。
[ウォール・ストリート・ジャーナル]
