WWDC 2013のOS X Mavericksセグメントで、AppleのOS X責任者であるクレイグ・フェデリギ氏が、Mac向けの新しいネイティブマップアプリを発表しました。このスタンドアロンプログラムは、OS X Mavericksのコアシステム強化機能を活用しています。その結果、Safariと比べて、よりスムーズで快適、そしてレスポンスの良い操作性を実現しています。注目すべき機能の一つは、MacのマップアプリからiOSデバイスのロック画面に、位置情報やルート情報を送信できることです。
今、デスクトップに世界中の景色が広がります。マップアプリケーションを使えば、ディスプレイのあらゆるピクセルを使って新しい目的地を探索でき、Macのグラフィックスパワーを最大限に活用できます。だからズームは驚くほどスムーズで反応が良く、テキストや詳細情報はくっきりと読みやすく表示されます。さらに、写真のようにリアルなインタラクティブな3D体験であるFlyoverなどの素晴らしい景色を堪能できます。Flyoverでは、特定の都市の上空を高く舞い上がることができます。マップを使えば、レストランやホテルなど、地元の興味のある場所の電話番号、写真、さらにはYelpのレビューまで簡単に表示できます。また、地点間の道順、リアルタイムの交通状況、代替ルートの提案のおかげで、目的地に時間通りに到着するのも簡単です。出発の準備ができたら、地図をiPhoneに送信して、移動中に音声ナビゲーションを利用できます。OS X Mavericksでは、マップはメール、連絡先、カレンダーにも組み込まれています。だから、住所が表示されている場所ならどこでも、同じように地図上で確認できます。
また、開発者がこれらの新機能を取り入れて実装し、新しい機能を提供できる新しい API も導入されました。
フェデリギ氏は基調講演の最後に、「マップの最終リリースは今秋に完了する予定だ」と述べた。
