Google は、8 月に 64 ビット版の Windows 用 Chrome と 64 ビット対応の Mac 用 Chrome のベータ版をリリースしましたが、本日、アプリがベータ版を終了し、誰でも利用できるようになったことを発表しました。
64 ビット版 Chrome for Mac エディションの一般公開により、32 ビット NPAPI (Netscape プラグイン API) プラグインは終了となります。インターネット企業は今後、開発者に 64 ビット サポートを備えた拡張機能を提供することを義務付けます。
ただし、ほとんどのプラグインと拡張機能は32ビット版と64ビット版の両方で利用できるため、ほとんどのユーザーは影響を受けないはずです。Chrome 39.0.2171.65(Googleさん、バージョン番号についてお話ししましょう!)には、安定性とパフォーマンスを向上させるための30以上の内部変更が含まれており、拡張機能開発者が新機能を活用できる新しいAPIセットも搭載されています。
64ビット化によってすべてが2倍高速になるわけではありませんが、Googleによると、Mac版Chromeの64ビット版では「速度とセキュリティを大幅に向上させることができる」とのことです。Chromeが「優れた命令セット、より多くのレジスタ、そしてより効率的な関数呼び出し規約」を利用できるようになったことで、パフォーマンスが若干向上するはずです。
このアプリは、32 ビット版 Chrome エディションを開いたときのように、OS X がすべてのシステム ライブラリの 32 ビット コピーをロードしないため、全体的なシステム メモリの使用量を削減するのに役立ちます。
「Chromeが最後の32ビットアプリだった場合、Chromeをサポートするためにすべてのシステムライブラリの32ビット版を読み込む必要があったため、起動時間とメモリ使用量にペナルティが発生していました」と同社は述べています。「Chromeが64ビットアプリにもなったことで、起動が速くなり、システム全体のメモリ使用量が減少することを期待しています。」
このアップデートには、アドレスバーの偽装に関するものを含む、合計42件のセキュリティ修正が含まれています。変更点の一部は、Chrome 39の変更ログ(こちら)でご覧いただけます。
Mac版Chromeを最新バージョンにアップデートするには、メニューの「Chromeについて」オプションをご利用ください。Chromeにはサイレントアップデート機能が搭載されており、常に最新の状態に保たれるため、既に最新リリースをご利用いただいている場合もあります。
GoogleからChromeインストーラーを手動でダウンロードすることもできます。Chromeのデベロッパー版、ベータ版、安定版チャンネルを切り替えるには、こちらのGoogleの指示に従ってください。
[グーグル]